年金事務所の調査

2014.11.28 (金)

年金事務所へ行ってきました。
当事務所フォレストでは手続き業務を電子申請で行っているため、年金事務所へ行くことはめったにありません。
内容は顧問企業様の「全国健康保険協会管掌健康保険及び厚生年金保険被保険者の資格及び報酬等の調査の実施について」、つまり総合調査ですね。
今回の調査自体はとてもクリーンな顧問企業様なので全く問題ありませんでした。

年金事務所の調査とは、次の3点を調べるためのものです。
①加入もれがないか
　本来加入させなければならない従業員を加入させるためですね。
②正しい等級で届出ているか
　加入時、算定時、給与改定による月額変更に関して正しい処理がされているかをみるものです。
③賞与届のもれがないか
　賞与にも社会保険料が発生します。

では調査はどんな時にあるのでしょう。
A．社会保険の適用をした年
B．4,5,6月平均給与を申告するの算定基礎届の時
C．従業員から密告があった時
算定届の時はだいたい4年に1度のペースですね。

調査時に準備するものは、以下の書類過去2年分です。
・労働者名簿と雇用契約書
・源泉所得税領収証書
・賃金台帳または賃金支給明細書
・出勤簿またはタイムカード
・被保険者資格取得届、算定基礎届、月額変更届、賞与支払届に係る決定通知書
・就業規則及び給与規定
これらを管轄年金事務所へ持っていかなければならないので、準備を含めると大変な作業になります。

次のような企業は要注意ですね。
・社会保険を加入させるのは入社後様子をみてからにしている
・本来社会保険を加入させなければならないのに加入させていない
　※フルタイムのパートなど
・月額変更をしていない
・従業員のように扱っている外注・請負契約者がいる
悪質な場合は遡って適用され、保険料の納付義務が発生してしまうので注意が必要ですね。

調査のお知らせがきた際は、ぜひ社会保険労務士にご相談ください。
フォレストでは最善の対策をご提案致します！

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